top of page

「0」という概念の発見は、人類にとって現実世界の中に「無」や「空」という抽象化された思考を得るための偉大な功績であるとともに、現在でも解決することのできないパラドックスを生み出した。それは数学的であり、また哲学的な概念を含んだ困難な問題であり続けている。

「1」という概念は、人類の文明誕生とともに万物の尺度を計る始まりの数として存在した。それは数学のみならず哲学や宗教においても神や世界の実存を現す特別な数として認識されてきた。

「無」や「空」の概念を内包する「0」は長い間人類には受け入れがたい存在であった。「無」の状態を現実に認識するのは難しく、おおむね想像の世界でしかない。

今回の企画展で招聘した5名のアーティストは一見すると違うジャンルの表現のように見えるが、皆それぞれが共通のコンセプトを通底している。それは「無」や「空」である「0」と、「実存」である「1」の狭間にあるイメージを果敢に作品として可視化する表現行為である。

「0」が「1」に至る過程の狭間で生み出されている5名のアーティストの作品を、100年の歴史の中で連綿と受け継がれてきた都美術館の展示空間にコラボレーションとして構成展示することで、複数の研究分野を統合して新しい表現の枠を形成するような「0」と「1」の境界領域を出現させる。

アーティストメンバー

大塚 勉 Tsutomu Otsuka

大野 公士 Kouji Ohno

松本 涼 Ryo Matsumoto

Hogalee Hogalee

​Gil 久野 Gil Kuno

送信ありがとうございました

©Project office for Interdisciplinary region between  0 and 1 0と1の境界領域展企画室

bottom of page